1週間たってもメールはない。
アタシもメールはしてない。
っていうか何かがハッキリするのかが怖くて出来ない。

それまでK君の事を相談してた友だちのCに話す。

「いや、あんたさ、その返事おかしいっしょ。
 今までなかなか会えなかったのだって、あんたの予定だし。
 っていうか全然素直じゃないよね、そのメール。」

もうホントに落ちた。
何やってたんだろ。
何カッコつけてたんだろ。

会えなくなって残念だったら素直にそう伝えればよかったのに。
好きだったらそれぐらいは見せてもいいのに。

「メール待ってるだけじゃなくって自分からしなよ。
 あんた今まで全部K君からばっかじゃん。
 自分から誘うぐらいの事しなきゃダメだね。」

ホントにCは頼りになります。
でもなかなか送れず。
Cに見守られてやっと送ったメールは

ー 最近学校忙しい?

これだけだけどホントに勇気出した。

その日は返事は来なかった。
次の日も来なかった。

その間にメールの音が鳴ると真剣にドキドキした。
でも友だちから、みたいな事が続く。

3日目の朝方4時。
メールが鳴った。
アタシは飛び起きる。
自分でもビックリ。
目覚ましでも起きないアタシがすぐに飛び起きた。

K君から。
でもなかなか本文が表示できない。
やばいやばい、こんなの初めて。
初恋かよーってなぐらいの勢い。
いや、初恋の時だってこんなんじゃなかったな。
ホントに勇気を出した。  

ー 学校はマジで課題地獄。
  それと急きょ彼女が出来てまた忙しい。  
  だからもうデート出来なくなっちゃった。
  ごめんなさい。

きた、ついに。
心の中でやっぱりって思いがあった。
最初はホントに真っ白って感じ、頭が。
覚悟してたけどやっぱりって。
あれ、こんなにショックな事なのに涙出ないなって思った瞬間、
ぐわーって出てきた。
ホントに出てきた。
ちっちゃい子みたいに泣いた。

大声で泣いた。

朝が来ると大学の面談の日だった。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索