答辞
 
ええっと、学生最後の日なので10年間の思い出でも書こうかと思います。

図工の時間がスキだった、というだけでこの学校に入り、
周りの絵のうまさにびっくりしたのは10年前。
女子校ライフのスタートです。

中1では
誰だかわからない先輩から靴箱にラブレター。
自分が女子校に通ってることに気づくのに
たいして時間はかかりません。
イジメとかよりこわいっつーの。

中2では
とにかく勉強もせずに、部活に出て、
クラスの悪がきと共に、ただ騒ぐ毎日。
かなり濃いメンツ。

中3では
推薦によって、運動会の組長になる。
ぼろぼろに負ける。
先生にケータイが見つかる。
取り上げ第一号になる。

高1では
高校からの新しい仲間も増え、
新しい刺激がいっぱいあり、
かなり騒がしいクラスに。(まあいつも)
正直、超楽しい。

高2では
絵画かデザインか。
何にも迷わずにデザインを選択。
毎週のようにデッサン提出。
水張りが超うまくなる。
色を塗るのが幸せな時期。

高3では
とりあえず学校行事には心から全て参加。
部活も最後の試合は超大盛り上がり、
運動会では中3に引き続き、またも組長。
学園祭ではクラスの出し物が大成功で
部活仲間と出た前夜祭も優勝。
充実としか言えない。

短大1年では
周りの情報の量にびっくり、
正直、デザイナーの名前なんてよく知らなかった
能天気なアタシはここで成長しました。
中学高校とは違う刺激の仲間に出会って、
毎日新鮮。

短大2年では
あーーーー。
と、気がおかしくなるのではないかという課題の量。
毎日深夜まで手を動かす毎日。
睡眠不足とかどーでもーいー。
楽しいからどーでもーいー。
4大に編入を決意。
無事に推薦をもらえる。

大学3年では
たぶん、ちょっとなまけた。てへ。
たぶん今となって考えてみると、
もうちょい頑張れたのではないか、と。
でものんびりマイペースで毎日学校がすごい楽しい。
友だちときゃあきゃあ言うのがすごい楽しい。

大学4年では
とにかく後半はゼミ。
10年間の締めがこのゼミでこういう作業が出来て
ホントによかったと思わせてくれるような、
すごい頑張れたし、
みんなの頑張りが目の前で見れたし、
社会人になる不安をみんなで言い合えたし、
とにかく正直で素直で頑張り屋さんのゼミのみんなに感謝。
絶対にうちのゼミが一番楽しかった!と
みんな胸を張って言えるよね。


わー10年間ってすごい早いね。でもアタシはまた同じ繰り返しだけどもう1回、この10年間やる?
って言われたら迷わずやるって言うよ。

でもある人が
「学生時代っていうのはすんごい楽しかったけど
戻りたいとはそんなに思わなくなるよ、それぐらいこの仕事は
充実してるよ。」
そう言ってたので、
それがいいな、と思ったから多分やらないって言う。

社会人になって、当たり前だけど学生ではなくなって、
すごい想像もつかない世界だから、
ただ心細いっていう言葉しか浮かばないけど
ずっとずっと長い間やりたかった事が実現できるときなんだね。
なら楽しみに、胸を張って春を楽しみにしたいと思います。

ただ言いたいのは
これからも多分長い間の付き合いになるであろう、
たくさんの友だちたちへ。
本当に一緒に笑えて楽しかったです。
アタシはみんなのこれからが何よりも楽しみです。
いつかいろんな分野でみんなの名前が聞けるといいな。

春からはそれぞれ別の生活だけど、
みんながどこかで輝き、つまづいても笑っていますように。
それだけです。

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